カンボジアの現状
カンボジアの治安はどんな風に想像しますか?
カンボジアは1970年前後から90年代後半まで内戦が続いていた国です。
ポルポトって名前を聞いたことあるでしょうか?ポルポト派率いる共産主義クメールルージュは国民の1/3もの人を殺したと言われています。
でも今はそんな治安の悪かったカンボジアも変わりました。そして急速な経済発展の途中です。その中で貧富の差も生まれてきています。最低賃金は月収100ドルちょっと(1万円ちょっと)です。
カンボジア=地雷のイメージ
かつて内戦・ベトナム戦争の影響で多くの地雷が埋められていました。現在、旅行者が行くようなところでは地雷の心配はほぼないのが現状です。なので安心してカンボジアに旅行しに行ってください。
ただ、タイ国境周辺のジャングルではいまだに地雷が撤去されないまま残されていて、年に100人ほどの人が命を落としています。それ以外にも足を失う人もいます。
シェムリアップの治安について
シェムリアップはアンコールワット遺跡が近くにある観光都市です。街には観光客が溢れ、外国人向けの綺麗なホテルやゲストハウス、レストランなどがたくさんあります。
治安は比較的良い。
ひったくりや強盗の事件もほとんど聞かないそうです。
なので、安心してシェムリアップにいって欲しいんですが、基本的なことには気をつけてください。
シェムリアップの注意点
・日本語・英語で話しかけてくるフレンドリーな人にはだいたい裏があります。
・女性の場合はモーターバイク、トゥクトゥクドライバーと必要以上に仲良くならない。観光の途中で人気のないところでレイプされた事件もちらほらあるようです。不必要なボディータッチなどは勘違いされます。バイクの後ろに乗る場合はドライバーの体を掴むのではなく、後ろの掴むための鉄の手すりを握りましょう。そっちのほうが安定します。
・夜でも出歩いても大丈夫ですが、暗い路地などは通らないように気をつけましょう。
プノンペンの治安について
プノンペンの治安は良いとは言えない。
プノンペンの治安はシェムリアップの治安とまったく別物と考えてください。
内戦の影響からか貧しい人がたくさんいます。職にありつけないために、盗みを仕事としている人がいます。
僕も2015年秋にメインストリートでiPhoneを盗まれました。iPhoneは高値で売れます。彼らはそれを知っています。
盗難証明書をもらおうと警察署にいったら僕と同じようにひったくりに逢い、スマホ、財布、パスポートまで盗まれた日本人に遭遇しました。たくさん被害にあっている日本人がいるようです。
プノンペンを訪れた知人が、早朝プノンペンに到着して宿まで歩いていたところ、ひったくりに襲われそうになりましたが、近隣住民の助けによりことなきを得たそうです。
プノンペンの注意点
・大通り、路地など問わず、歩きスマホはしない。地図は紙の地図を使いましょう。プノンペンは碁盤目上に道路が伸びていて、通りにはすべて番号が振られているので、比較的わかりやすいです。どうしても、スマホを見る時はお店の中に入るなど最新の注意を払ってください。
・不必要なものは持ち歩かない。多額の現金、貴重品など、宿に置いていきましょう。もちろんロッカーやセイフティーボックスに鍵をかけて入れてください。
・夜、夜中、早朝などは人通りが少なく危険なので、必要以外は出歩かない。出かける時は複数人で。また、宿の専属トゥクトゥクドライバーなど安全そうなトゥクトゥクドライバーを選んで乗りましょう。お金で危険を避けるのも大事です。
カンボジア治安・危険情報まとめ
カンボジアの治安は、旅行の際には必要以上に怖がる必要はありません。ただ、プノンペンに関しては近隣のベトナム、タイ、ラオスなどのどの都市よりひったくりの被害が多いことを覚えておいてください。
もし、ひったくりにあったら取り返そうとしないこと。相手は武器を持っているかもしれないから。お金や、スマホ、パスポートは、取り返しがつくもの。一番大事なものは命だということをあらためて肝に銘じて欲しい。
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