最近よく耳にするアドレスホッパーとはどんな人のこと???
家を持たないって、ただのホームレスをかっこよく言っただけなんじゃ?
メリットは?デメリットもあるんじゃないの?
荷物はどうしてるの?
こういった疑問にお答えします。
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アドレスホッパーとは?
アドレスホッパーの意味
アドレスホッパーの意味は「アドレス=住所」+「ホッパー=ぴょんぴょん飛び跳ねる人(転々とする人)」から作られた造語です。
一つの場所に定住せず移動しながら暮らす人のこと。家を持たない人のことも意味しています。
昔から似たような言葉は色々あって、
- ノマド
- 遊牧民
- globe trotter(世界中を飛び回っている人)
などと似ている気がします。
旅をメインとしているバックパッカーとはちょっと違います。主にパソコンやスマホなどでどこでも仕事ができる人で、「ノマドワーカー」なんて言い方もよく聞かれます。
アドレスホッパーの有名人
ホリエモンこと堀江貴文さんなんかアドレスホッパーです。
なぜなら、ホリエモンは常にホテル暮らしをしながら、移動を繰り返し、そして、仕事を常にしています。
サッカー元日本代表の中田英寿さんもアドレスホッパーでそう。
海外を転々としながら色々ビジネスをされているそうです。
武井壮さんも元アドレスホッパーだそうです。
昔、車で寝泊まりしていたとのこと。
家を持たずに転々として暮らしていたのでしょう。さすが「百獣の王」です。
アドレスホッパーの理想な暮らし
旅するように暮らすスタイルで、嫌な通勤ラッシュや毎日毎日同じ場所で暮らすことへのマンネリ化を防いでくれます。
気の向くままに好きな所へ、国を問わず移動して、毎朝自分の好きな景色で目覚められる。
僕がアドレスホッパーを選んだ理由
会社に勤めるのが嫌だったから
1年半の間、世界一周をしていましたが、その後にどうしてもまた会社に属して働くことを選びたくなかった。
単純に世界を見てきて、日本の理不尽な会社のルールや周りの雰囲気や空気を読んで働くのが嫌だったからです。
だから自分で仕事をすることにしました。
寒い冬が嫌いで暖かい国住みたかったから
暖かい国に住むのがずっと憧れでした。
僕は冬が嫌いです。
新潟生まれ、新潟育ちですが、寒い冬と雪が嫌いです。
なぜなら寒いと活動的でなくなるし、新潟だと本当にやることがなくなります。ウィンタースポーツがあるかもしれませんが、僕はあんまり好きではないので、冬の間はいつも暇を持て余してました。
だから、日本の冬の時期だけでも暖かい国に住みたかったのです。
花粉症がひどかった
僕は花粉症持ちです。
3月〜6月いっぱいまで薬を飲まないと生活できません。
花粉のない場所で暮らすことがどれほど楽か、世界一周中に思い知らされました。だから、花粉の季節には日本にいないようにしています。
飽きっぽい
小さな頃からそうでしたが、何をしても飽きっぽいので、住む場所もコロコロ変えられるアドレスホッパーは僕にとってぴったりのスタイルです。
時々疲れて、実家に戻っていますが、英気を養ったらまた出かけます。
毎日飽きることなく、違う景色を見続けられる、そして飽きてきたら違う国や場所に移り、新しい文化や風習、食文化を楽しむ。
飽きっぽい人にアドレスホッパーは向いています。
なぜアドレスホッパーが生まれたのか?
アドレスホッパーの誕生は人のニーズとITの発展が可能にしました。
通勤が時間の無駄
通勤は時間と体力の無駄です。
都内で働いていた時もあったのですが、ラッシュ時の通勤は、これだけで体力が削がれます。朝会社に出社した時点ですでにちょっと疲れていました。
通勤の時間も無駄でしかないですよね。時間を無駄にしないように狭い車内で新聞や読書をしたりしていましたが。
今だとスマホでみんなゲームしているかLINEしているかで暇つぶしの時間ですよね。
通勤は時間と体力の無駄です。
ネットの高速化
ネットの高速化によって、ありとあらゆるものがオンラインで可能になってきました。
インターネットがあれば仕事ができる人や職種はどんどん増えてきています。
もう、対面で会ったり、物理的な作業がほぼ必要なくなってきます。
クラウドサービス
クラウドデータサービスによって、データのやりとりなど、どこにいてもできるようになりました。
また、クラウドソーシングの普及によって、今までは取引のある会社とだけ仕事ができていた個人フリーランサーがクラウドソーシングを使っていろんなところから仕事を簡単に受注できるようになりました。
これからもどんどん個人で稼ぐことが簡単になって、会社にいることのメリットがどんどんなくなります。
リモートワーク(テレワーク)が可能になった
ネットの高速化やクラウドとも関係してきますが、リモートワーク(テレワーク)が可能になってきたことも大きな理由です。
また、複数の会社が出社してきた従業員を就業時間管理することから、リモートワーク(テレワーク)を許可して成果を管理する方法に移行していくでしょう。
テレビ会議などもできるので、対面する必要もなくなってきています。
シェアリングエコノミーの発展
シェアリングエコノミーの発展で定住して物を持つ必要がなくなってきました。
カーシェアリングによって車は持たなくても、使いたいときに使えます。
Airbnbなどの民泊の普及によって泊まりたい場所に安価にいつでも泊まれるようになりました。昔はホテルや旅館や民宿がなければ泊まれなかった場所や地域でも、今は民泊を使って泊まれます。しかも低価格なのが魅力です。
コワーキングスペースやカフェなど仕事をできる場所が増えてきた
フリーランスで仕事をするアドレスホッパーはノートパソコンとwi-fiがあれば仕事ができます。
つまり、場所を選ばずに仕事ができるんです。
コワーキングスペースも増えてきて、電源・wi-fi完備のスペースもあるし、スタバなどのカフェでも、電源・wi-fi完備でPC作業がしやすいような席が用意してあります。
日本より世界の方がこういった場所は増えてきていて、海外ではwi-fiがないカフェの方が今はレアです。
アドレスホッパーはお金をどうしてるの?
フリーランス
よく聞くのが東南アジアなどの物価の安い国にいて、仕事をしている海外ノマドフリーランス。ブロガーやyoutuber、プログラマー、デザイナー、アフィリエイターなどが多いです。
リモートワーカー
最近出会うようになりましたが、会社に属しているけれど、ほとんど会社にいく必要がなく、自分の住みたい場所で仕事をしている人もいます。
貯金を切り崩して生活している人
ただ、貯めたお金を使って切り崩しながらアドレスホッパーしている人。
海外バックパッカーなんかもこれに近いです。
失業保険をもらっている人
就職活動をしながら失業保険をもらいながらアドレスホッパーをしている人。
就職活動をしているのであれば、失業保険をもらう資格がありますが、全く再就職の意識がない場合は、失業保険をもらう資格がないので注意してください。
住み込みの仕事やリゾバ
住み込みの仕事やリゾバで各地を転々としている人もアドレスホッパーです。
昔だと、悪いことをして、自分の住んでいた場所にいられなくなった訳ありの人が田舎の旅館で住み込みの仕事をするとかよくありましたよね。ドラマでしか見たことないですけど。
最近だとリゾバでお金を稼いでいる人もいます。冬はスキー場でリゾバをして、それ以外は海外を転々としている人に出会ったことがあります。
また、一定期間日本で稼いでは、東南アジアを旅する友達もいます。
アドレスホッパーはどこに泊まっているの?
ゲストハウス・ホステル・Airbnb
日本だと2,000〜6,000円で1泊くらいでしょうか。安いとドミトリーと呼ばれる大部屋の2段ベッドでの宿泊になります。ベッド一つが自分のスペースになります。
長期割引もあったりします。
海外だと物価の安い国(タイやカンボジア、インドネシア、フィリピンなど)なら500円位からドミトリーに宿泊できますよ。
多くの宿泊施設でwi-fiが無料で付いているので共有スペースで仕事をすることもできます。
他の宿泊者との出会いがあるので、寂しくありません。
短期シェアハウス
最近ではアドレスホッパーをターゲットにした短期シェアハウスサービスがあります。
「weeeks」と呼ばれるサービスなら1週間からの短期でシェアハウスに住めます。
1週間で2〜3万円。
友人の家に泊めてもらう
知人・友人がいる方は泊めてもらえたりします。
また、カウチサーフィンというマッチングサービスがあります。
無料で宿泊させてくれる代わりに泊めてくれるお宅の家主「ホスト」に対して何か与える(旅の話、料理を作る、掃除や子供の面倒をみるなど)、ギブアンドテイクが基本。
ネットカフェ・漫画喫茶
ネットカフェや漫画喫茶に泊まり歩くスタイル。
暇つぶしの漫画や映画みれたり、ゲームできるのがメリット。
ずっとネットカフェや漫画喫茶に泊まり続けるのは疲れるので得策ではないと思う。荷物も預かってもらえないだろうし。
1泊1,500〜4,000円位が相場です。
スーパー銭湯での雑魚寝
朝まで営業しているタイプのスーパー銭湯に泊まる方法。
大きなお風呂に入れるのが最大のメリット。
雑魚寝になるので、他の人のいびきが気にならない人向き。耳栓持っていけば気にならないかも。
3,000円前後が相場。
アドレスホッパーの荷物
スーツケースかバックパック一つに入るくらいが荷物の目安。
移動が多いのであれもこれも持ち歩けない。だから必然的にミニマリストになります。
必要なのは、ノートPC、スマホ、着替え3〜7日分。旅行にいく感覚の持ち物です。
不要な荷物は実家やトランクルームサービスを利用がおすすめ。
▼アドレスホッパー向けの収納サービス
食費や生活費などの出費はいくら??
これは本当に人のスタイルによります。
食費
外食だけ続けていたらそれなりにします。東南アジアの屋台やローカルレストランで外食を続けた場合なら2万円でお釣りがきますが、日本食食べるともう少しかかるかもしれません。
宿泊費
先日「Airbnb」を使ってタイのホアヒンというビーチリゾートのアパートメントに8泊しましたがトータル14,000円でした。
トイレ・シャワー付きの個室でワークデスク有り、
wi-fiも爆速で快適でした。
これが1泊2,000円しないので、安いですよね。近くのローカル食堂なら100円〜150円でタイ料理をたべれます。
▼日本でも海外でも使える民泊サービス
「Airbnb」
通信費などの雑費
通信費は日本だとスマホ代で5,000〜10,000円くらいです。
wi-fiは泊まっているところやカフェ・コワーキングスペースを使えばOK。
海外の場合はプリペイドSIMカードでインターネットパッケージも安く購入できます。
国によりますが、タイを例にあげると2,000円で1ヶ月使い放題のプラン等もあるので格安です。
あとは友達と遊んだりすればその分出費も増えます。交際費で20,000円位ですかね。
あとはタイではたまにマッサージに行きますがマッサージは1時間受けて1,000円前後と日本と比べたら格安で受けれます。
住民票はどうしているの?
アドレスホッパーの多くは住民票を実家に置いています。
実家がない場合はシェアハウスやシェアオフィスなどを借りて住民票を置いています。
郵便物の受け取りはどうしてるの?
実家
実家があるのなら、実家を受け取り住所にして、保管しておいてもらいましょう。
シェアオフィス
シェアオフィスを借りればそこを郵便物の受け取り住所にできます。
東京のシェアオフィスが月額3万円が相場です。
本当に郵便物を受け取るだけの場所が必要なら、「ポケットレジデンス」というアドレスホッパー向けのサービスがあります。
月額1万円。電源なし、エアコンなしですが、一応泊まることもできるみたいです。
とりあえず、住所が欲しい人向けのサービスです。
アドレスホッパーはどこで仕事しているの?
コワーキングスペースやカフェで仕事をしています。
こういった広々としたカフェが海外には多くあります。
wi-fiも無料でしかも高速です。ドリンクもカフェラテ200円前後と日本より安いです。
こういったカフェに来るとノートPCで仕事している人が他にもたくさんいます。
コワーキングスペースはノマドワーカーやアドレスホッパーのための仕事スペースです。1日や時間単位で場所代を払って、利用します。
タイのコワーキングスペースでは1年間パス1,200バーツ(約4,200円)で使い放題です。1日利用で100バーツ350円。
かなり快適な作業スペースです。
アドレスホッパーのメリット
人の出会いがある
アドレスホッパーには人との出会いがたくさんあります。
いろんな地域を移動しながら暮らすのでその度に人との出会いがあって、いつも刺激的です。
アドレスホッパーの一番のメリットは金銭的なメリットよりも人との出会いや繋がりだと思います。日本で定住している時には出会うはずもなかった人たちとたくさん出会えました。
旅をしながら暮らせる
アドレスホッパーをしていると旅をしながら暮らせます。
旅が好きな人にはアドレスホッパーはおすすめですね。行きたいところにどこでもいけます。
固定費を削減できる
アドレスホッパーは固定費を削減できます。
日本で暮らしていると家賃、光熱費、スマホ・ネット代、車を持っている人は自動車ローンに自動車保険、重量税、車検代、駐車場代、ガソリン代など毎月の固定費だけでもかなりかかっています。
アドレスホッパーになればそれらの固定費はほとんど不要になります。
これがアドレスホッパーの金銭的なメリットです。
強制的にミニマリストになれる
たくさんの荷物を持ってい頻繁に移動することができないのでアドレスホッパーはスーツケースやバックパック一つが基本です。
たくさんの荷物を手放せないでいる人もアドレスホッパーになれば、モノへの執着も少なくなってきて、あらゆるものをシェアすればいいかという気持ちになってきます。
家やマンションを購入しようと思わなくなる
家やマンションを自分で所有しようと思わなくなります。
ローンで買うならなおさらで、これから35年間もずっと住むかわからない地域の物件を35年もの間ローンで払い続けるのが正しい買い物とはどうしても思えません。
確かに、物件を手に入れれば、資産になるかもしれませんが、常にメンテナンス費用がかかってきますし、固定資産税もかかります。これからは少子高齢化でさらに空き物件が増えてきて、価値が減るかもしれません。
さらに35年もたてば自分の嗜好やライフスタイルも変わるので、その地域に住みたくなくなるかもしれないですよね。
もはや所有はリスクになるかもしれないので、家やマンションを所有したくなくなります。
アドレスホッパーのデメリット
頻繁に泊まる場所を探さなくてはいけない
泊まる場所を探すのに時間や労力がかかります。
なぜなら適当に探すとろくな宿泊施設を見つけられないからです。
移動するたびにこの作業が発生し、時間と労力を費やします。
独身にしかできない
結婚をするとなかなかアドレスホッパーのような生き方はできません。
パートナーや子供ができたら、連れ添って移動しながらの暮らしは難しいからです。
独身のうちだけのライフスタイルと言えます。
荷物が多く持てない
アドレスホッパーは持てる荷物が限られています。
これはメリットでもあるんですが、デメリットでもあります。
ただし、今はほとんどのものがシェアできるので、本当に必要なものだけ持ち運べば大丈夫です。
荷物は多く持たないライフスタイルになれます。
郵便の受け取りに困る
これはすでに説明していますが、郵便の受け取りに困ります。
実家かシェアオフィスでの受け取りが解決策です。
今は郵便物の必要性も減ってきました。ほとんどがメールで置き換わってきているのであまり心配する必要はないと思います。
アドレスホッパーに便利なサービス
サマリーポケット
収納サービス
写真で撮影して、ダンボールに入れて保管してもらう。
アプリで管理して、いつでも受け取ります。
月額250円から
メチャカリ
洋服レンタルサービス
3アイテムまで1回でレンタルできて、クリーニング不要で返却でき、返却したら何度でも新しいのを借りられる。
月額5,800円
しろふわ便
月額制洗濯&クリーニングサービス
月額8,800円で月5回〜
weeeks
1週間単位のルームシェア
1週間で2〜3万円
Airbnb
世界で使える民泊サービス
料金は1,000円〜でピンキリだが、清掃料がかかることが多いので1泊のみの利用だと割高になる。
ADDress
月額制日本全国住み放題、月額4万円〜
Co-livingという新しいサービス
アドレスホッパーへの批判
ネカフェ難民と一緒ですよね。
ふうてんの寅さんみたいだなぁ。フラフラしているだけでろが?
住所不定でしょう?ホームレスと一緒じゃないんですか?ただカタカナに聞こえよく言い換えただけですよね。
といったような批判も聞こえますが、こういった批判を気にしても自分は幸せになれないので、気にする必要はないです。
自分の人生を生きたいように生きましょう。
あなただけの人生です。
アドレスホッパーまとめ
色々な批判や意見はありますが、自分の生きたいように生き、好きな場所に好きなだけ住めるアドレスホッパーは現代ならではの一つの生き方です。
日本の会社や通勤地獄にストレスを抱えているなら、アドレスホッパーを一度試して見るのはいかがですか?
ストレスの少ない生活が待っているかもしれません。
コメント
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