マイルを貯めて世界一周航空券を手にする方法

こういった疑問にお答えします。

 

マイル特典での世界一周航空券はTAX等が必要

マイルで特典航空券なり、世界一周航空券を発券する場合、航空券代は無料なんですが空港使用税、出入国税、燃油サーチャージが別で必要になります。

ルートによりますが、5万〜15万円ほどでしょうか。使用する航空会社、空港、途中降機する空港数で金額は大きく変わってきます。

マイル特典での世界一周航空券のマイル数について

マイルを貯めると世界一周航空券に交換できます。

スターアライアンスのマイル特典の世界一周航空券

ANAの例で見てみます。

世界一周は大西洋と太平洋を1回ずつ渡って同じ空港に戻ってくる必要があるので、最短で回っても18,000マイルを超えてきます。

下の表で見ると距離が「18,000〜20,000マイル」の列でエコノミークラス75,000マイル、ビジネスクラス115,000マイル、ファーストクラス180,000マイル必要になります。

フライトで貯まるマイルだけだと、仕事で常に飛び回っている人以外、いつになってもたまらないので、ショッピングを全てクレジットカード決済に、切り替えたほうがいいでしょう。

ANAのマイル特典の世界一周航空券のルール

ANA以外にもスターアライアンスの航空会社の便が利用可能

ANA以外にもスターアライアンスに加盟している27の航空会社のフライトが利用可能で、世界192ヶ国、1,330箇所の空港に就航、世界で一番大きいアライアンス（グループ）。

ANA
エアカナダ
ニュージーランド航空
ルフトハンザドイツ航空
スカンジナビア航空
タイ国際航空
ユナイテッド航空
オーストリア航空
シンガポール航空
アシアナ航空
LOTポーランド航空
スイスインターナショナル航空
TAPポルトガル航空
南アフリカ航空
クロアチア航空
アドリア航空
中国国際航空
トルコ航空、エジプト航空
ブリュッセル航空
エーゲ航空
エチオピア航空
アビアンカ-TACA航空
コパ航空
深セン航空
エバー航空
エアインディア

世界一周は後戻りできない

太平洋と大西洋を一回ずつ飛行機を利用して横断すること。

ルートは東回りか西回りで、後戻り不可

途中降機（滞在）回数制限

出発地と最終目的地の間で8回まで途中降機（滞在）が可能。
（途中降機の制限：欧州は3回まで、日本国内は4回まで）

途中降機と乗り換えの違い

途中降機：同一都市に24時間以上の滞在
乗り換え：同一都市に24時間以内の滞在

世界一周の期間

日本に戻る最終の国際線は出発日から10日目以降。

最長で1年間

フライト回数

最大12フライト

オープンジョー

地上移動・同じ都市の異なる空港間移動は4回まで。

オープンジョーを使うとマイルとフライト数を制限できる。これをうまく使って、より多くの行きたい都市を周るプランを立てよう。

アフリカ縦断やヨーロッパを電車やバスで移動するときにおすすめ。

出発した国に戻る

世界一周特典航空券は出発の国と最後の目的地が、同じ国である必要がある。

都市は違くてもOK。

ただし、都市が違う場合は、それもオープンジョーとして1回カウントされる。

予約は電話のみ

手数料：2,160円

予約の変更とキャンセル

特典世界一周航空券は、航空会社の変更、ルートや座席クラスの変更不可。

日程の変更は可能。

キャンセルに関しては、旅行開始前であれば、キャンセル可能。3,000マイル必要。

手数料・TAX等

出国税・空港施設利用料・保険料・燃油サーチャージ等が別途請求されます。

これはフライト区間や使用空港によって異なりますが、５万円以上かかってきます。

ANAでは電話予約のみとなるため、予約手数料で、2,160円必要になります。

ワンワールドのマイル特典の世界一周航空券

ワンワールド加盟のJALの場合で見てみます。

世界一周となると総マイル数が14,000〜20,000マイルが最低ラインです。

エコノミークラスで90,000マイル、ビジネスクラスで120,000マイル、ファーストクラスで170,000マイル必要になります。

エコノミークラス・ビジネスクラスで、ANAより少し余計にマイルが必要になります。

JALのマイル特典の世界一周航空券のルール

マイル特典の世界一周航空券にもルールがあります。ルール通りにルートを組まないと、発券されません。

JAL以外にもワンワールドの航空会社を組み合わせて利用可能

ワンワールドの特典航空券になるので、JAL以外にも

アメリカン航空
ブリティッシュエアー
キャセイパシフィック
カンタス航空
フィンランド航空
イベリア航空
ラン航空
ロイヤルヨルダン航空
シベリア航空
マレーシア航空
カタール航空
TAM航空
スリランカ航空

が利用可能。

最大８フライト

途中降機（ストップオーバー＝24時間以上の滞在）は最大7回まで

日本国内は２区間まで

ただし、日本発着の場合は日本で途中降機できないので、乗り換えのみ。

1都市、途中降機1回まで

1都市、3回まで利用可能だが、途中降機（24時間以上滞在）は1回まで

地上移動区間は途中降機1回となる

地上移動区間は滞在時間に関わらず、途中降機1回となる。

また、1回のみ地上移動（オープンジョー）が可能

つまり、羽田空港〜成田空港のような同一都市での空港変更での乗り換えは、短時間あっても途中降機としてカウントされてしまうので、注意が必要。

地上移動区間は総マイルにカウントされない

地上移動区間は総マイルにカウントされないので、陸路移動や、自分でフライトを別途購入して移動するのは、おすすめ。

ヨーロッパ周遊やアフリカ縦断、アメリカ横断などは、自分で陸路移動やLCCを使って周ると自由度が増します。

片道でも利用可能

出発地と最終目的地が違う国でもOK。ここがスターアライアンスの特典航空券と違うところ。

出発地に一度戻るとそこから違う所に行けない

一度出発地に戻ってしまうと、同一国の他の都市も、第三国にも行けなくなる。

 

購入した場合とマイル特典の世界一周航空券の違い

ANA

ANAの世界一周航空券について、購入した場合とマイル特典の比較をしました。

購入した場合の世界一周航空券は、マイル特典世界一周航空券よりメリットが大きいです。

途中降機は15回までとほぼ倍違います。

また、購入した場合の世界一周航空券のみ、フライト分のマイルが積算されます。

マイル特典世界一周航空券はオープンジョー時、地上移動分が総マイルに計算されないので、積極的にオープンジョーを利用したいところです。

ヨーロッパなどでオープンジョーをすると良いでしょう。自分でLCCを別途購入して移動するのも良いでしょう。

JAL

こちらも途中降機が倍違います。

マイル特典の場合だと、オープンジョーも回数制限が1回までとなる。

ルート変更も不可になるので、旅に出てからルート変更したくてもできないという場面に、直面するかも。

世界一周航空券を購入すると日本〜東南アジアは往復できる分のマイルがたまる

世界一周航空券を購入すると結構マイルが貯まります。

29,000マイル移動したとしたら、半分の14,500マイルは貯まります。

さらに世界一周航空券の決済をクレジットカードでしてしまえば40万円の1%せんとで4,000マイル。

これで韓国まで往復可能。

もう少し貯めれば、中国まで往復もできます。

マイルを貯めるなら

ANA アメックスカード

購入代金の1%マイルに還元

ＪＡＬカード

購入代金の1%マイルに還元

世界一周航空券まとめ

特典世界一周航空券を発券する場合、スターアライアンスの方がワンワールドより必要マイル数は少ない。

ただし、片道OK、ワンワールドの方が自由度が大きい。片道OKなど。

ただし、ワンワールドの方が、途中降機、陸路移動（オープンジョー）ともに回数が少ないのはマイナス。

世界一周の参考にしてください。

 

▼ANAのマイル特典世界一周航空券

book&fly

▼JALのマイル特典世界一周航空券

ワンワールド特典航空券