海外旅行をする際、スリやひったくり、紛失などはよくある話です。いつもと違う環境、海外旅行に浮かれてしまい、置き忘れたり、キョロキョロ観光しているうちにスリにあったり。
海外旅行で万が一のスリやひったくりなどの盗難、紛失などに備えて準備して置いた方が良いことがあります。
海外で貴重品(パスポート・クレジットカード・現金)などを盗まれた場合、対応が大変です。
現金は戻ってこないので諦めるしかありませんが、パスポートは「新規パスポート」を発行してもらうか「帰国のための渡航書」を発行してもらわないとその国から第三国へ出国できないし、日本に帰れません。
そのためには必要書類を日本から取り寄せたり、大使館に行ったり・・・と大変な時間と労力を要します。
クレジットカードの盗難・紛失に関しても、クレジットカードの悪用を防止するために日本のクレジットカード会社に電話をし、止めてもらう手続きをしなくてはいけないです。海外と日本では時差もあります。
このように大変な時間と労力を要するため、まずは盗難や紛失を避けることですが、万が一に備えてから海外旅行に行くことをおすすめします。
パスポートのスリやひったくり、紛失に備えて、戸籍謄本又は抄本(原本)を海外に持参
パスポートを無くしたら、日本大使館・領事館で「新規パスポート」か「帰国のための渡航書」のいずれかを発行してもらわないといけませんが、戸籍謄本又は抄本(6ヶ月以内に発行されたもの)が必要になります。家族や知人に頼んで取得してもらうには委任状が必要だし、日本から海外の現地まで郵送またはFAXになります。時間もかかってしまいます。
万が一に備えて、戸籍謄本又は抄本(6ヶ月以内に発行されたもの)を海外に持参しましょう。保管はパスポートと違う場所にすることもお忘れなく。
パスポートの携帯について
国によって、パスポート必携の国や、パスポートのコピーでもOKな国、パスポートの携帯が必要ない国など様々。
携帯の必要がないのなら、ホテルのセキュリティボックスに入れて置いたほうがいいですよね。
また、両替所やアルコールの購入時、バーやダンスクラブの入場時にもパスポートの提示を求められます。こういう時もあるので、僕の場合、パスポートは基本的にウエストポーチ型の貴重品入れに入れています。多くの場合、パスポートの顔写真ページの写真データで済みます。または、Evernoteなどのクラウドサービスに保存しておくなど。
海外旅行前にスマホでパスポートの顔写真ページを撮影して置きましょう。
パスポートのスリやひったくり、紛失で無くしてしまったら
まずは、現地の警察署に行き、パスポートがなくなった証明書(ポリスレポート)を書いてもらいます。日本語はまず通じないので、現地の言葉か英語が必須になります。
戸籍謄本又は抄本(6ヶ月以内に発行されたもの)を用意。ない場合は日本から郵送かFAXで取り寄せる。
日本のパスポートの規格サイズに合った証明写真を作成します。(これもあらかじめ日本で予備を用意して持参しましょう。)
そして、日本大使館に行きましょう。
まずはパスポート紛失の届け出を出します。
紛失一般旅券等届出書(大使館の窓口に置いてある)を書いて、ポリスレポートと写真と本人確認書類(運転免許証など)と一緒に提出します。
紛失届を提出した後は、引き続き大使館で「パスポート」の新規発行か「帰国のための渡航書」の申請になります。
ここでは
- 一般旅券発給申請書(大使館・領事館にあり)
- パスポート用写真(縦45mm×横35mm)1枚
- 戸籍謄本又は抄本(6ヶ月以内に発行されたもの)
「帰国のための渡航書」を申請する場合には、日程等が確認できる書類も必要になります。
必要なものをまとめると
- 紛失一般旅券等届出書(大使館・領事館にあり)
- 地元警察署で発行してもらったポリスレポート
- 一般旅券発給申請書(大使館・領事館にあり)
- パスポート用写真(縦45mm×横35mm)2枚
- 戸籍謄(抄)本の原本(6ヶ月以内に発行されたもの) 1通
パスポート新規・帰国のための渡航書の発行までの日数
「新しいパスポート」の発行が約1週間
「帰国のための渡航書」の発行が1〜2日
受け取りには本人確認のために日本の運転免許証が必要になる場合が多い。
パスポート新規・帰国のための渡航書の料金
パスポートの新規発行は日本の通常のパスポート申請と一緒です。
旅券の種類 | 都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 合計 |
10年間有効な旅券(20才以上) | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年間有効な旅券(12才以上) | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
5年間有効な旅券(12才未満) | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 |
「帰国のための渡航書」の料金はその国によって違いますがおおよそ20ドル前後(約2,000円)
クレジットカードのスリやひったくり、紛失に備えて
クレジットカードを分散する
クレジットカードがなくなってしまうことに備えて、クレジットカードは分散して持ち歩きましょう。財布の中に全てのクレジットカードを入れておくと、万が一財布を盗まれるとクレジットカードを全て失ってしまい大変なことになります。
クレジットカードは財布、貴重品入れ、スーツケースの中など分散して管理しましょう。
クレジットカードのカード番号と連絡先電話番号を控えておく
クレジットカード・キャッシュカードを無くした場合は、悪用防止のために可能な限り早く停止させる必要があります。
クレジットカード会社の多くは365日24時間無休で電話受付をしています。
クレジットカードが無くなったことに気付いた時点ですぐに電話をして、利用停止してもらいましょう。
また、同じタイミングで再発行の手続きも可能なので一緒にしておきましょう。
▼クレジットカード会社の紛失・盗難受付電話番号一覧
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