LCCは安全?危険?
LCCは安いから安全じゃない?
安全でおすすめなLCCはどこ?
LCCはなんで安いの?
こういった疑問にお答えします。
LCCは安全です
LCCだからと言って危険ではありません。
LCCは安全と言えます。大手のレガシーキャリアの方がLCCより安全かと言うとそうとは限りません。大手のレガシーキャリアでも重大死亡事故を起こしています。
記憶に新しいところでは、マレーシア航空やエチオピア航空などの墜落死亡事故がありますが、いずれもレガシーキャリアです。
ただし、航空会社によってはリスクが高いLCCもあるでしょう。
なので、LCCだから危険と言う認識ではなく、それぞれの航空会社を安全かどうか見極める必要があります。
LCCは安すぎて不安?
LCCは効率化でチケットを安くしています。
機内サービスの簡素化・有料化
LCCでは機内食、ドリンク、毛布、ヘッドフォンなどのサービスを有料化している航空会社が多いです。
レガシーキャリアでは無料で提供されていたサービスがを有料化することで、チケットの価格を下げているのです。
シートピッチを狭くして、席数を増やしている
同じ機材に多くの乗客を乗せることにより、1枚あたりのチケット料金を下げています。LCCの座席が狭いのはこのためです。
単一機材を使う
LCCは使用する機材を1種類にすることで整備士の習熟を早めています。
また、部品も複数の機材分用意する必要がなくなるので、余計な在庫を抱える必要が無くなります。
価格を変動させる
ダイナミックプライシングで極端に安いキャンペーンをする代わりに、繁忙期にはレガシーキャリアと同じように高い価格で販売しています。
席がたくさん売れ残っているときは安く売り、満席に近い時は高い値段で売る。
最近はこういった売り方が、ITの発達によってできるようになってきました。
使用量の安い空港を使う
都心部から遠い空港を使ったり、LCCターミナルや遠いゲートを使うことによって空港使用税を安く抑えています。
例えば、成田空港では第3ターミナルがLCC専用になっていますが、駅からは無料シャトルバス、または徒歩15分とアクセスが悪いです。その代わり第1や第2ターミナルより安い使用料で空港を利用できるのです。
LCCの搭乗ゲートが遠いのはこのためです。
以上の理由からLCCは安価なチケットを実現しています。
LCCが安いから不安というのは間違った認識です。
LCCは整備されていない?
LCCもきちんと整備されています。
法律で安全基準が決まっています。少なくても日本のLCCにおいては、整備がおろそかになっていることはありえません。
LCCは同じ機材を使うことによって整備士の熟練になるのも早いです。
ただし、LCCは1つの機材をタイトなスケジュールで運行させています。その点は留意しておきましょう。
LCCは事故が多い?
LCCだからといって事故が多いとは限りません。
日本のLCCは過去に死亡事故を起こしたことがありません。
また、他国のLCCをみても、全く死亡事故を起こしていないLCCもたくさんあります。LCCだから事故が多いのは、単なる思い込みです。
2018年の民間航空会社の事故12件中、LCCの事故は3件でした。割合から見ても多くないのがわかります。
以上のこれから、LCCだから事故が多いと言うのは間違いです。
LCCは飛行機が古い?
LCCの使用する飛行機が古いかと言うと必ずしもそうだとは言えません。
航空会社によっては使用機材は全て新品を購入するところもあります。
逆に大手航空会社から中古を購入しているLCCもあります。
確かに古い機材の方が事故の可能性も増えるかもしれません。使用機材に関しては関しては航空会社次第です。
購入予定のLCCを調べて、使用機材の使用年数を調べた方がいいかもしれません。日本のピーチは中古機材を使っていないようです。
安全評価7点満点のLCC
AirlineRatings.comの安全基準のスコアによるものです。
- エアアジア・フィリピン
- セブパシフィック航空
- エアアジア・マレーシア
- ジェットスター・パシフィック
- ベトジェットエア
- エアアジアX
- マリンドエア
- 春秋航空
- ティーウェイ航空
- イースター航空
- チェジュ航空
- フライビー
- フロンティア
- 香港エクスプレス
- ジェットブルー
- ジェットスター
- ジェットスター・アジア
- トーマスクック
- ボラリス
- ブエリンク
- ウエストジェット
- ウィズエア
日本のピーチは4点でした。
IOSAの安全監査に登録していないから3点減点されていると思われます。
ピーチはANAの基準で安全が担保されているので、安全と言えます。
安全評価の低いLCC
AirlineRatings.comの安全基準のスコアによるものです。
- ノックエアー2点
- エアアジア・タイ2点
- スパイスジェット3点
- エアアジア・インディア3点
- ライアンエアー3点
以上が3点以下の航空会社になります。
僕はノックエアーもエアアジア・タイも頻繁に乗っているんですよね・・・
まぁ、このAirlineRatings.comの安全基準のスコアはあくまで一つの判断基準なので、気にしすぎないようにしましょう。
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