タイライオンエアを利用しようか考えていました。
名前も聞いたことなく不安です。
タイライオンエアは安全?
どこの国の会社?
事故を起こしたことあるの?
こういった疑問にお答えします。
この記事のポイント
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タイライオンエアとは
タイライオンエアは、インドネシアのライオンエアとの合弁で設立された航空会社です。
タイに籍を置いているLCCです。
タイ国内線をはじめ、アジア各国への中長距離路線も運航している。
日本へはバンコク/ドンムアン空港から成田、関空、名古屋、福岡への路線を運航中。
親会社はインドネシアのライオンエアですが、会社的には別ですので、安全評価も別で判断されています。
タイライオンエアの事故歴
タイライオンエアは2013年の設立以来一度も事故を起こしていません。
ただし、親会社であるインドネシアのライオンエアは度々事故を起こしています。
インドネシアのライオンエアの事故歴
インドネシアのライオンエアは度々事故を起こしています。
- 2004.11 MD-82 暴風雨の中着陸に失敗、オーバーランで163人うち、25名死亡。
- 2009.2 車輪が出ず、胴体着陸、負傷者なし。
- 2013.4 B737-800 滑走路手前の海に着水、大破。108名のうち40人以上の負傷者。
- 2013.8 B737-800 着陸時滑走路から外れて、牛をはねた。負傷者なし。
- 2013.9 B737-900ER 故障により空調が動作せず機内が高温に、乗客が勝手に非常口を開けてしまうトラブル。負傷者なし。
- 2018.10 B737 MAX8 離陸12分で航空機不調により海へ墜落。乗員乗客189名全員死亡。
- 2019.2 B737-800 豪雨の中の着陸時にオーバーラン。負傷者なし。
小さな事故を多く起こす航空会社は、結果的に大きな死亡事故を起こす傾向にあります。かつてのJALもたくさんの小さな事故から、御巣鷹山のジャンボ機墜落事故を起こしています。
タイライオンエアの安全評価
航空会社の安全性の格付けランキングを行なっているAirlineRatings.comの評価を見てみましょう。
グループ会社ですが、タイのタイライオンエアとインドネシアのライオンエアは別々に評価されています。
点数は複数の項目を加点方式で評価され、最高安全評価が7点です。
数字が低ければ、低いほど低評価になります。
ただし、点数が高いから必ず安全とは言えません。航空会社の事故は複数の要因が重なっておきます。あくまで参考程度にみておきましょう。
タイライオンエア
17年から評価されていますが、4、4、5点とまぁまぁの評価です。
航空会社 | ’14 | ’15 | ’16 | ’17 | ’18 | ’19 |
タイライオンエア/Thai Lion Air(タイ) | – | – | – | 4 | 4 | 5 |
ちなみにインドネシアのライオンエア
19年は評価をされていません。
全員死亡の墜落事故を起こしてから低評価が続いています。
航空会社 | ’14 | ’15 | ’16 | ’17 | ’18 | ’19 |
ライオンエア/Lion Air(インドネシア) | 2 | 1 | 1 | 3 | 4 | – |
タイライオンエアの事故と安全性のまとめ
タイライオンエアはライオンエアのグループ会社ではありますが、タイの航空会社なので割と安全かと思います。
日本で利用する場合は日本からバンコク行きの路線で利用することになるかと思います。
もしタイライオンエアが不安なら、他にもANAやJALはもちろんのこと、LCCでもエアアジアやスクート、ノックスクートがあるので他の航空会社を利用することも可能です。
僕は安全性に問題ないと思いますが、不安なら他の航空会社を利用すれば良いと思います。
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