こんにちは。Takeoです。今日はインタビュー記事を紹介します。
この記事では、いじめをなくすための活動をされているNPO法人Grow Up理事長 中島征一郎さんにお話を聞きました。
元原子力発電所作業員。
自らが運営する塾「なかじまなび塾」で学習指導、カウンセリング、コーチング、マインドマップ講座、読書会など幅広くスキルを教えている。
2015年からNPO法人Grow Upを立ち上げて、理事長をする傍ら、講師としても活動し、子供のいじめをなくすための活動を行っている。
僕と中島さんとは、読書つながりで出会ったんですが、中島さんが開催しているマインドマップ講座を2回ほど受けたことがあります。中島さんはいろんな活動をされているんですよね。
NPOを始めるきっかけは子供のいじめだった
まずはNPO法人Grow Upを始めたきっかけを聞いてみました。
中島さんは、一人のお子さんをお持ちの父子家庭で、そのお子さんが学校でいじめにあったことがきっかけでNPOを立ち上げたそうです。
自分の子供のいじめを解決するため、学校などと話し合う中で、いじめの被害者だけじゃなく、加害者も含めて考える必要があると考え、そのためには、自分の知っている知識を先生や親御さんに届けたいという思いがあったそうです。
でも、そのための講座に自ら足を運んでくれる人は大丈夫で、相談にも来ない人たちにこそ届けたかったが、そのためには学校の現場に入って、こちらから出向いて、講座を聞いてもらう必要があると感じたからだそうです。
フリーランスの肩書きではどうしても公教育の中に入っていくのが難しかったので、NPO法人Grow Upを賛同してくれる仲間を募って立ち上げたそうです。
子供を思う親の気持ちはすごいですね。
NPO法人Grow Upの活動内容
- 毎月1回自己肯定感を高める講座
- 学校での授業や職員研修
- ママへの産後鬱のケア
その1、いじめをなくすために先生や親御さんの自己肯定感を高める
子供のいじめをなくすためにはまず親や先生の自己肯定感を高める必要があると考えた中島さんは、「自己肯定感を高める講座」を毎月1回、それを5年以上継続して開催しています。
参加費は1,000円で、スケジュールはホームページで確認できます。
その2、学校での授業と職員研修を行う
小学校での職員研修として自己肯定感を高める講座を行うまでに、6年もの期間が必要だったそうで、学校などいろいろなところに入ろうとした時のハードルの高さに直面したそうです。
「笑顔の子供のそばには、必ず、笑顔の大人がいます。だから大人を笑顔にすることが必要なんです。」と語る中島さんが印象的でした。
その3、ママへの産後鬱のケア
長岡市にある産後ケアハウス「ねんねこ」さんで月に1回、「自己肯定感を高める講座」を開催しています。
ママの笑顔を増やすことで子供の笑顔を増やす活動もされているそうです。
毎月1回開催中で、参加費は1,000円です。
スケジュールはねんねこさんのブログで確認できます。
講座を受けた人の「良かった」って声がやりがいに繋がる
自分の時間を割いて取り組んでいるNPOの活動ですが、どんなところにやりがいを感じているのでしょうか?
講座を受けた人が「良かった」って言ってもらえると、やっていて良かったなぁと感じるそうです。
中島さんの想いや得てきた知識が、誰かの笑顔を増やしていってるんですね。
NPO法人Grow Upの使命
「物質的に豊かになった現代だけれど、それと同じように精神的に豊かなったわけではない。その精神的な部分を育むのがNPO法人Grow Upの使命です。」ですと語る中島さん。
子供時代、昭和の物質的貧しさの中で過ごされた中島さんだからこそ、物質的に豊かになってきた今現在、心も豊かにする必要性を見出し、それを広げる活動を続けていらっしゃいます。
中島さんにとって、これからのビジョン
「今までやっている『自己肯定感を高める講座』を継続しつつ、心理学の知識やその活用法を伝えていきたい」と中島さん。
また、「今まではほとんどのことを一人でやってきたけど、これからは人を巻き込んで行きたい」と力強く話していたのが印象的でした。
中島さんはなんでも一人でこなせる器用な人だから、誰にも頼らずこれまでやって来れたんだと思います。
「でもこれからは、一人じゃこなせないところまできたので、仲間に頼っていきたい」とのこと。仲間と共に漫画「ワンピース」のように進んでいくそうです。
もっと箔をつけるために、YouTubeやブログで情報発信を毎日?継続していくと決意を新たにしていました。
中島さんのブログ更新頻度は、僕の方でチェックしていきたいと思います(笑)
子供達の環境をよりよくするNPO法人Grow Upと中島さんの活動に期待しています。
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