第二次世界大戦が始まってナチスがポーランドに作った強制収容所。世界史におけるもっとも大量の虐殺が行われた場所のひとつ。特にユダヤ人が多く殺され、その様子は映画「シンドラーのリスト」で見ることができる。
ここには二つの強制収容所があってドイツ語でアウシュヴィッツとビルケナウ(ポーランド語でオシフィエンチムとブジェジンカ)のふたつがある。
博物館としてアウシュビッツが見て回ることができる。展示物や英語による説明書きも多くあるので先に見た方が理解が深まるかもしれないが、もしも、ガイドなしで訪れようと思っているならさきにベルケナウを見てからのほうがじっくり回れる。
アウシュビッツ博物館、ベルケナウは入場料無料だが、アウシュビッツ博物館は4/1〜10/31の夏季期間は10:00〜15:00まではガイド付きでのみ入場可能で、ガイドなしで無料で見たい人は8:00〜10:00か15:00以降の入場になる。15:00以降もすぐ入れるわけではなく、チケットカウンターで入場時間を指定された整理券が必要になる。ガイドツアーは45ズウォティ(約1,500円)
なので、まず、15時前にアウシュビッツ博物館のチケットカウンターに行き15:00以降の入場整理券を入手が必要。
おすすめは朝一クラクフを出て、早朝8:00から入場した方が団体客もいなくてゆっくり見れる。
アウシュヴィッツ・ビルケナウ間は無料のシャトルバスが1時間に1本程度、運行されている夏季は10分に1本ほど頻発。徒歩30分弱と歩けない距離ではない。
ベルケナウからクラクフに帰る場合は一度シャトルバスでアウシュビッツに戻って大型バスに乗るかオシフィエンチム駅まで歩いて、そこから電車に乗ってかえるかのいずれか。
時刻表
アウシュヴィッツ・ビルケナウ間は無料のシャトルバスで移動できる
アウシュヴィッツ強制収容所の場所
アウシュヴィッツの場所
グーグルマップ
ベルケナウの場所
グーグルマップ
クラクフからアウシュヴィッツへの行き方
バスか電車で行くことが出来るが、バスのほうが早く、しかもアウシュヴィッツの敷地内まで行ってくれる。電車は2時間近くかかるし、駅からアウシュヴィッツまで1kmちょっとあって20分ほど歩くかバスを利用することになる。電車のほうが快適だが。
クラクフからアウシュヴィッツへのバスでの行き方
クラクフのバスターミナルから大型バスとミニバスの2種類が出ている。
大型バスはバスターミナルの地上階から、ミニバスは地下階から。チケットはチケットカウンターもしくは車内でも買える。
料金は大型バスが14ズウォティ、ミニバスが12ズウォティ
往復でも買えるが帰りの時間を指定しないといけないので往復で買わないほうがいい。
値段は変わらないから。
バスの時刻表
所要時間は1時間10分〜1時間30分ほど
クラクフのバスターミナルの場所
グーグルマップ
駅の隣にクラクフのバスターミナルがあります。
クラクフからアウシュヴィッツへの電車での行き方
クラクフ本駅からオシフィエンチムの駅まで1時間に1本程度。所要時間1時間40分〜2時間10分
チケットは駅のチケットカウンターで購入出来る。
クラクフ本駅
オシフィエンチム駅
アウシュヴィッツ・ベルケナウ博物館
アウシュヴィッツ・ベルケナウ博物館の開館時間
アウシュヴィッツ博物館の前にはインフォメーションセンターがあり資料が販売されていて、レストラン、カフェ、お土産屋、荷物預かり所がある。
アウシュヴィッツ博物館は大きなかばん持ち込み不可なので持ってきた人は荷物預け所にて3ズウォティで預かってもらおう。
鞄預かり所
8:00〜18:30
アウシュヴィッツ強制収容所の写真
「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)の標語が掲げられていて、Bの文字が上下逆さま、上のほうが大きくふくらんでいて、これは収容者に作らせたらしいが反発の意味を込めてつくったのではないかといわれているが、この当時こういった書体が流行ったという説もある。
有刺鉄線には高圧電流が流されていて、絶望のあまりわざと感電死して人もいたらしい。
「過去を忘れる者は、同じ過ちを繰り返すものだ」ジョージ・サンターヤの格言
死の壁。ここでたくさんの人が銃殺された
いまでもたくさんの花がたむけられている
ベルケナウ強制収容所の写真
ビルケナウ強制収容所はアウシュヴィッツ強制収容所よりかなり広大で有名な死の門がある。
鉄道の線路が敷地の中までのびていて、死の門をくぐって運ばれてきたら人たちが想像してしまう。
以上です。
まとめ
まともに見ると4時間はかかります。入場の待ちがあるので早めに行ったほうがいいです。朝一8時から入場するのがおすすめ!
コメント
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